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不動カリンは一切動ぜず

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不動カリンは一切動ぜず (ハヤカワ文庫JA)
森田季節


表紙のかわいさや、少女同士の絆を描くとありましたので読んでみました。

すべての子どもたちが人工授精で誕生し、掌に埋め込んだノードを介して情報や思念を交換するというSFです。
このぶっ飛んだ世界観にまずひかれます。たとえば主人公の火輪には母親が二人いたりするわけです。

読んだ感想としては、一言で言えば疲れた。結構難解な描写が多いので、無理にすべて理解して読もうとすると大変かもしれません。
ただ、火輪と兎譚という二人の絆の描写は目を見張るものがありました。百合ですよ、百合。間違いない。
この二人の関係をみるというだけでも、この小説を読む価値はあるのかと思います。

第二部までは、その絆の深さが強く描かれていて、胸を打つような場面も多々あったのですが、後半締めの部分がちょっと弱いように感じられました。
もっと深く描いてほしかったというのが正直な感想です。

兎譚の話し方とかがツボでした。常に敬語なんですよね。
だからもっと出番がほしかった。ほんと火輪と兎譚が登場する場面は見所です。

あと、なぜか途中でハルヒやアサヒナといった、なぁんかどこかで聞いたような名前が出てきます。
ピンとくる方ならハッとして面白さ増すのかもしれませんね。
宗教関連についてかなり詳しく描写しておりますが、私としてはそこまで気にはなりませんでした。

SF、百合が好きな人は読んでほしい。
独創的な設定を背景としてそここに光る二人の愛。これはほんと見る価値あります。
もうそこだけ見とけばいいよっていう作品だと思います。

・関連リンク
森田電鉄(著者ブログ)
ハヤカワ・オンライン
公式紹介ページ


具体的に、どこが百合かっていうと、
以下おもいっきりネタバレなので注意。

一部の最後で兎譚が火輪に告白します。「わたし、火輪ちゃんのことも世界で一番好きなんです。愛しています」という場面。
「も」っていうのがお姉ちゃんをさしているんですけど、やっぱり二人の愛というのが鮮明に描かれています。
二部で兎譚が行方不明になって探すことになるわけですが、不動明王と一体になって、兎譚の思念の流れを追うとか、することが並外れています。
愛について考えていき、しだいに兎譚がいなくてはいけないことに気づいていく様は本当に見事でした。
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テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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図書館の住人

樹


好物:百合、ファンタジー
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