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新装版 ヨコハマ買い出し紀行 五巻 感想

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月琴を弾いているアルファさんの表紙が印象的な第五巻です。

アルファさんとココネさんの二人の話は、前巻に引き続いて少ないですがめげずに感想を……

読むたびに思うのですが、この作品は一話一話が短い分、背景描写がとてもていねいに描かれています。
それをながめるだけでも、この作品を読む価値はあるのだと思います。
量より質、といったところでしょうか。一巻にまとめるとどちらも備わっちゃいますが。

なんだかタカヒロの話だけ意図して飛ばしてる気がしますけど、きっと偶然です。
タカヒロくんも好きですよ(棒読み)。

それにしても、どんどん感想が長くなっているような気が……
ほんと、良い話ばかりですから短くまとめるのが大変です。

以下ほぼ各話感想。

・第53話
先生の若かりし日の思い出。このときから先生は目が細いです。ガソリンスタンドのおじさんの若いころも、あのしわのよったような目は同じです。今はすごいことになってますが。
こういった目を描くのが上手い作品は名作が多いような気がします。青い花しかり。
昔を思い出してしみじみとする先生。
『どこらへんまで見ていけるんだろう』
昔と今ではその意味も大分違うでしょう。少ない時間しか残されていない今ではなおさら……
先生の描くマークはどこか抽象的。あとで意味を持ちそうです。

・第54話
アルファさんからの手紙。それを見てココネさん、ものすごい動揺。顔を洗ってほんわかした表情で読んで、外出先でも何度も読んで。ほんと、アルファさんのことが大好きなんですね。
おそらく、前の話のお酒の内容がつづられていたのでしょう。後でアルファさんのもとに大量にそのお酒が届くという落ち。
微笑ましい話が本当に多いこと、多いこと。もちろんほめてます。

・第57話
オーナーのこと、お店を開いた頃のことをアルファさんが思い出す話です。
『私とオーナーのためのコーヒー部屋』
って、ロボットだから経営をそこまで気にしなくても良い。だからこそ、この物語は成り立つのだと思います。
オーナーがいなくなり、一人が好きだったアルファさん。しかしいろいろな人との出会いで、みんながいなくなることは我慢できない。
これってまるっきり人と同じ感情ですよね。ほんとロボットなのかと疑いたくなるほどです。
『オーナーの記憶の上にはもう おじさんやココネとの思い出がある』
おじさんとココネさん。アルファさんにとって一番大事なのはこの二人のようですね。軽くこぶしを握る私。

・第58話
先生とアルファさんとの会話。
先生の
「昔の同級生と話してる時みたいな気分」
という言葉。
それに、後で出る、アルファー室長が一瞬アルファさんに思えたり、さらに室長のネックレスには、先生の考えたマークが。
なんだかいろいろと考えちゃいます。
もしかしてアルファー室長を作った人は……とか。推測でしかありませんが。

・第59話
この巻で一番好きな話かもしれません。
アルファさんがうちの周りで写真を撮ろうとしますが、がけから落ちてしまい、カメラをなくしてしまいます。
必死に泥まみれになって探す姿を見ていると、なんだか悲しくなります。
落ちた廃屋の土台の隙間から見えるかすかな光。アルファさんは静かに微笑みます。その表情は、迷子になった子供を見つけた母親のようでもあります。
そしてまた転げ落ち、手にはカメラが。そのとき撮った海の写真は、アルファさんにとってかけがえのないものとなることでしょう。

・第60話
丸子さんが配達中のココネさんを驚かそうとして、銃を突きつけられちゃってます。
電気弾が入ってて、あたったら跡が残っちゃうらしく、丸子さん危なかったですね。
ココネさんに夏休みに遊びにいこうと誘う丸子さん。しかし、ココネさんは南のほうへ行くとやんわりと断ります。
そりゃあ、本妻のもとへ行くのが当然でございます。

・第61話
前頁カラー。
一切言葉はなく、アルファさんが雨宿りする話。
はれて紅く染まる雲と地面の中、スキップするアルファさん。
絵を見ているだけで楽しい気分になります。

・第62話
台風が近づき、おじさんのスタンドで泊まるアルファさん。
朝になって家のことが心配になりますが、すぐにぐっすりと寝込んじゃいます。
台風が去り、家の屋根が残ってるのを見てほっとしますが、おじさんが見に来たとき、半月の下、月琴を奏でるアルファさんの前には、倒壊したカフェアルファが……
無言の場面。とてもわびしくなる場面です。

・第63話
なくなった店。青空営業のカフェアルファ。
これをきっかけで、アルファさんは出稼ぎのたびに出ます。
昔はこの店だけが自分の場所。しかし、たくさんの人との出会いによって自分の場所は広がってゆきます。
これって、とても大切なことだと思います。狭い場所に閉じこもっていてはもったいない。世界はこんなにも広いのだから……

・第64話
出かけたアルファさんとすれ違いにカフェアルファを訪ねるココネさん。なくなった店を見て呆然とします。
アルファさんの家の中、彼女の手紙をそっと……見ちゃったんでしょうね。
それにしても、おじさんに泊まることを提案されて赤くなるココネさん。きっと心の中で舞い上がってるに違いありません。

・第65話
鎌倉での出稼ぎも終わり。
江ノ島が無人島だったりして、陸から離れて遠くにぽつんと浮かぶ影に、物悲しさを感じます。
かながわの国の首都。神奈川国国会館とか、すべての県が独立しちゃってるのでしょうか。さながらどろぼうの名人の千葉国のように。
おばさんからもらった柿は……でかい!! 一人じゃ食べきれなそうなほど。
ああ、もう。何もかもが微笑ましい。ほんとにこの作品が大好だ。
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テーマ : 漫画の感想
ジャンル : 本・雑誌

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図書館の住人

樹


好物:百合、ファンタジー
傾向:眼鏡キャラ、マイナーキャラ

好きなカプは、ひだまりスケッチは沙英夏目、なずのり、マリみては蔦笙、けいおんは唯和、ストパニは渚玉、などなど。

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