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新装版 ヨコハマ買い出し紀行 十巻 感想

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本当にこの作品に出会えてよかった。

新装版ヨコハマ買い出し紀行、十巻の感想です。
表紙はカフェアルファの制服を着ているアルファさんとココネさん。
これはもしや、と思いますが、そのこたえは最終話にて。

この十巻を読み終えて、なぜタナバタに出版されたのか分かりました。
第140話で作者がこめた思い。それが叶うように、という意図なのかもしれません。
なんにせよ素敵な演出だと思います。

細かい設定の真相は、結局最後まで明らかにされません。これは予想しておりましたし、それが良かったのだとも思います。
この作品をどう読み取るか、それは読者にゆだねられています。後日談、過去の話などですね。
まるっきり隠されているわけではなく、ほのかににおわされてはいます。作者の頭の中には答えがあるのかもしれません。
しかし、私達がそれを想像する。それもまたこの作品の楽しみ方の一つなのだ、と考えるのです。

時は一気に進みます。この一巻だけで様々なことが変わっていきます。
それでも、どこまでも穏やかな作風は最後までほころぶことなく、そしてそれは作中に語られない未来へも続くのだと確信できるのです。

以下各話感想。

・第127話
ココネさんといっしょに見る流星群。槍のように降り注ぐ星の雨。さすがに降りすぎじゃないかとも思いますが、この二人にはきっとそんな風に見えていたのかもしれません。

・第128話
白い人のような人形のようなもの。かつての九十九里浜を見ていることにアヤセは気づきます。
謎の白いもの。かすかに開いた瞳は何を見つめているのでしょうか。かつての思い出をなつかしんでいるのかもしれません。

・第129話
スクーターのモーターを変え走る話。
ココネさんとスクーターが、まるで人とペットの関係にも見えます。
スクーターに乗るココネさんは、ほんとに気持ちよさそう。彼女のやさしげな表情は、いつもこちらの顔をほころばしてくれました。

・第130話
アルファさんとおじさんの二人で、満月の夜空の下での会話。
おじさんにとって、ある打算はまだ子供のようなもの。この二人の会話は親子みたいでとても好きです。
「今は 一人じゃない時の方が好き」
アルファさんの言葉にはじーんときました。

・第131話
マッキが訪ねる話。最初誰? とおもってしまいました。
配達の仕事で制服を着るマッキ。大きくなったなあと、時の流れを感じしみじみ。
見送った後のアルファさん。彼女もまた時の流れの早さを実感しているのでしょうか。
表情一つ一つがとても印象的ですね。

・第132話
先生がアルファさんにネックレスを渡す話。
「未来へ 連れて行って」
先生の言葉に目頭が熱くなります。
ネックレスの持つ意味。題名にもあらわれていますが、この話のためのとっておきだったのだと推測します。
この話は十巻の中でもとても好きな話で、深く心の奥底に響き渡りました。
今までの先生の話を思い出すとなおさらです。

・第133話
前頁カラー。
ロボット三人衆とマッキとで海へ行って遊ぶ話。
そういえば四人一緒という場面は初めてだったように思います。にぎやかで楽しそうな話です。

・第134話
パラソルの下で寝るアルファさんの側にでっかいヒマワリの姿が二つ。種を植えたのでしょうか。
アルファー室長が独り地上を想う話。いつか彼女は地上へと戻る日がくるのでしょうか。なんだかそうならないような悲しい予想が導かれますが、それはまだ分からない遠い未来の話。
『青い灯』
それは海を照らす街灯が届ける光でしょうか。
ゆっくりと地上が終わりへの時を歩むことを思わせる、切ない話です。

・第135話
一人称でカフェアルファを客観的に述べる話。前にも同じような話がありましたね。
外見は少し変わっても、アルファさんも、店の雰囲気は変わらず。本当に魅力的な店です。
アルファさんが何か考え込む姿が印象的でした。

・第136話
ココネさんとシバちゃんの会話。
シバちゃんにとってココネさんはとてもイジりがいがあるようで。
この二人の関係も良い……ってなんかほとんどの関係が良いといってるような気が。
なんといいますか。人と人との会話の中に、作者の優しさが満ちあふれているような気がするのです。だから、どんな人でも好きになっちゃうんだなぁ。

・第137話
マッキからの手紙。ムサシノ運送に五年勤めたって、かなり時間が経っているのですね。
飛行機で姿を見せるタカヒロとマッキ。ほとんどもう会う機会がないであろう二人に、精一杯手を振る様がけなげで少し切ないです。

・第138話
マッキはいつのまにかおかあさんとなって子どももいます。いやぁおどろいた。
子どものサエちゃんも、もう結構大きい。最後のほうになって、どんどん時間が過ぎるのが早くなっているような気がします。

・第139話
アルファさんとカメラの話。
思いっきり空へカメラを放り投げる。そしてアルファさんの胸元で跳ねるネックレス。その対比になんだかじーんときます。
すがすがしくて、またネックレスの意味を考えるととても感慨深い話でもあります。

・第140話 最終回
最後にカラーで眼鏡をかけるアルファさんの絵とは。ありがとうございます、芦奈野先生。
最後は作品の題名でもある、ヨコハマへとコーヒー豆を買い出しに行く話しです。
丸子さんは豆屋で働いていました。もう二人はすっかり意気投合しています。
そして、そして最後のページで……もう見てください! 読んでください!
最後の最後まで、至福のひとときを届けてくれたこの作品。期待を裏切ることはありませんでした。
この読了感は、今まで見てきたどの作品にも勝るものがあるように思えます。

・峠
おまけの話でしょうか。
巨大なカマスに捕まれて空をとぶ少女。サエちゃんでしょうか?
それにしてもカマスってこんなに大きくなるものなのかとびっくりしました。
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テーマ : 漫画の感想
ジャンル : 本・雑誌

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図書館の住人

樹


好物:百合、ファンタジー
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